感情と教会の関係を考える手がかりになる本教会での信者間や、信者とリーダー(牧師とか長老とか)間の間の感情のもつれが、教会に破壊的な影響をもたらし、それが非常に教会に悪影響を及ぼすことがある。また、牧師とか長老の家庭、あるいは個々の信者の家庭の問題、信者の家庭間の関係のまずさ、そしてその結果としての感情のもつれが教会の中の問題として大きな悪影響を及ぼすことがある。
本書は、その問題にとりくむことの大切さを本書で的確に示していると思う。信者の表面に隠された情緒(感情)の問題を適切に取り扱わないと、たとえ人数の面で成長していたとしても、その内実は複数の仲良しグループの群れにすぎない可能性があること、分裂や対立の可能性を秘めたままの危険な状態であり、教会の成長やとりわけ、信者の霊的な成長に多大なる悪影響を与えることを著者の牧会経験の中で直面した実例などを紹介しながら、適切に対処することの大切さを明確に示している。
ナウエンの思想、クラウド・タウンゼント(クリスチャンの12の誤解・境界線)などを参考に、この感情の問題とそれに適切に対応することを紹介している。この本の読者には、ナウエン、クラウド・タウンゼントの書籍も読むことを勧めたい。一層考えを深めることができよう。
教会の牧会者、長老など指導的立場にある人、牧師希望者、将来教会で責任ある立場に関する招命を感じている人々に薦めたい。推薦の書。
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