旅の雑学1992年にJICC出版局から出た単行本『スペイン・旅のうんちくノート』の改題・文庫化。加筆が行われているという。
原題から明らかなように、玉村豊男氏の『旅の雑学ノート』の形式を模倣して書かれたエッセイ。著者はこういう仕事が多くて困る。
著者が長年に渡って住んでいるスペインを題材に、バル、街、カフェ、広場、メトロ・バス・タクシー、レストラン、ホテルのことを語っている。紀行文とガイドブックの中間的な内容で、観光するには必要ないけど、知ってると旅がちょっと面白くなるような蘊蓄が詰め込まれている。構成・スタンスともに『旅の雑学ノート』にそっくりだが、中丸氏の特徴である「下品さ」が持ち込まれている点が独特。
下らない知識ばかりだが、そこそこ面白い。スペインていうのは、本当にどうしようもない国だと思う。
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